「起業家のクレド」シリーズ、今回は第21回です。

今回から、第3章「深化」に入ります。

誰かにイライラしてしまう。「この人のここ、腹が立つな」と感じる。人間関係の感情の摩擦は、多くの人が日常的にストレスを感じていることだと思います。

人間関係が嫌で、仕事や学校をやめたくなった。仕事自体は好きなのに、職場のあの人が嫌だった。夫婦、親子、家族の間でも、価値観が合わずに会話がなくなってしまうことがあるかもしれません。

今回の考え方を知ると、「これが問題だ」と思っていたことが、じつは問題ではなかったと気づけるかもしれません。

この記事でわかること
  • ネガティブな感情が「おめでとう」である理由
  • 相手が、自分の内面を映す鏡である仕組み
  • 自分の内側が変わると、まわりが変わって見える理由
クレド21

相手は「鏡」

ネガティブな感情はおめでとう! 気づかせてくれてありがとう!

嫌な人は、いない

相手への苛立ちをきっかけに、鏡に映る自分の内面を見つめ直すイラスト

まず大前提として、嫌な人はいないんです。

「いやいや、嫌な人はいますよ」と言いたくなりますよね。分かります。

でも、相手というのは、自分の内面を映し出す鏡なんです。心理学者のユングは、人は自分の内側にある認めたくない部分、「シャドウ」を他人に映し出して見ている、と言っています。

相手は、あなたの内側を映し出している鏡なんです。

イライラの裏に、本当の気持ちがある

具体的な例で考えてみましょう。

  • 目立っている人に嫉妬する → 自分の中に「目立ちたい」という気持ちがある
  • 時間にルーズな人にイライラする → 「ちゃんとしなきゃ」と自分を抑えている。本当はもっと自由に、のびのびしたい
  • 仲間が成果を出して嫉妬する → 自分にも「できるはず」と信じている

ルーズな人にイライラするのは、「私はこんなに我慢しているのに、なんであの人は」と感じるからです。本当は、自分がもっと自由に生きたいんですね。

だから、イライラしたときは、自分の本当の気持ちに気づけたという意味で「おめでとう」なんです。

相手の嫌なところは、自分の嫌なところ

向き合う二人が、相手への感じ方に自分の内面が映ると気づくイラスト

そう捉えられると、嫌いな人がいても、「自分がそう思っているから反応しているんだな」と気づけます。

その人が嫌な人なのではありません。あなたにとって、嫌な人なんです。あなたの感情がネガティブに触れているから、その人が嫌に見えているだけなんです。

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内側が変わると、まわりが変わって見える

人間関係は、鏡の関係です。ネガティブな感情に触れたときは、自分の内側にある何かに気づけるチャンス。それを解消し、捉え方を変えたとき、人生が変わります。

まわりはあなたを映す鏡なので、あなたの内側が変われば、まわりも変わるんです。

受講生さんから、「考え方が変わった瞬間、まわりの人が優しくなりました」と言われることがあります。「今までモラハラ夫だったのに、神様みたいな夫に変わりました」という方もいました。

でも、相手が変わったのではありません。何でも被害的に受け止めて、ネガティブにフォーカスしていた自分の感情が変わったんです。豊かさや「ある」に目が向くようになったから、まわりが変わったように見えるんです。

変わったのは相手ではなく、あなたの見え方です。

おわりに ── 気づかせてくれて、ありがとう

相手への反応から自分の気持ちに気づき、穏やかに感謝を伝える二人のイラスト

今まで「嫌な人だ」と思っていた人も、意外とそうではないのかもしれません。自分の内側にあるものが、反映していただけなのかもしれない。

そう考えられると、人間関係の悩みはずいぶん減っていくはずです。

繊細な人は、人の感情を敏感に受け取る分、人間関係で傷つきやすいかもしれません。でも、その敏感さは、自分の内側に気づくための、いちばんのセンサーにもなります。

ネガティブな感情はおめでとう。気づかせてくれて、ありがとう。

それではまた、次回のコラムで。

※本コラムは、YouTubeで公開された動画「125.起業家のクレド21」の内容を、読み物として再編集したものです。

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