「起業家のクレド」シリーズ、今回は第10回です。
今回は、第1章「覚醒」の最後のクレドです。テーマは固定観念。
私は20代の頃、『7つの習慣』をいちばん読み込みました。当時、サラリーマンとして出世していくための必読書だったんです。
その第1章に出てくるのが、固定観念をガラッと変える「パラダイムシフト」の話でした。
- 自分の思考をロックしてしまう、2つの言葉
- 労働者の「当たり前」と、起業家の「当たり前」の違い
- 「もう遅い」という思い込みを外す考え方
当たり前、普通、常識など1つもない!
単なる自分の固定概念!
「当たり前だろ」こそ、固定観念

たとえば、「電車の中では静かにするものだ」。
「いや、当たり前でしょ」と思ったかもしれません。でも、その「当たり前」という言葉こそが、固定観念なんです。
それは、あなたにとっての当たり前です。みんながそう思っているはずだと考えた時点で、思考はロックされています。
私の当たり前は、誰かの非常識。誰かの当たり前は、私の非常識です。
👉 真実は人の数だけある|同じ出来事でも、見えている世界は違う【起業家のクレド⑨】
今日から封印したい、2つの言葉

今日から封印してほしい言葉が2つあります。「当たり前」と「普通は」です。
無意識に出てしまったら、すぐに「それって本当?」と自分に問いかけてください。
考え方は、年齢とともにどんどん固まっていきます。
固まった思考の外に出るのは、年々難しくなる。だからこそ、早いうちからこの2つの言葉に引っかかれるようにしておくことが大切です。

「当たり前」と言いそうになったら、「それって本当?」です。
「汗水たらして働く」は、労働者の当たり前
起業を始めた人の多くが持っている固定観念があります。「汗水たらして一生懸命働くのが、お金の稼ぎ方だ」というものです。
これまでは、一生懸命働くことで上司に認められ、評価されて、お給料をもらってきました。それが労働者としての当たり前です。
でも、起業家の当たり前は違います。成果を上げてなんぼ、価値を届けてなんぼの世界です。一生懸命やっていようが、手を抜いていようが、関係ありません。
100万円を払って、300万円の利益をもたらす仕組みを提供してもらえるなら、その人が一生懸命かどうかは関係ないですよね。
お客さんが欲しいのは、結果なんです。
「もう40だから遅い」は本当か

TMCには、40〜60代の女性がたくさんいらっしゃいます。下は30代前半から、上は70歳近い方まで、幅広い年代の方がいます。
そして、みなさん言うんです。
- 「もう40だから遅いですよね」
- 「もう60を超えていますから」。
それって、本当ですか。
ケンタッキーフライドチキンを広めたカーネル・サンダースは、60代半ばで事業を始めたと言われています。
もちろん、年齢とともに体力が落ちたり、頭の回転が遅くなったりするハンデはあります。それでも、年齢を理由に「遅すぎる」と決める必要はないんです。
社会全体が「諦め」に傾いている
年を取ったらこうだ、という考えは、昔から社会全体の意識が諦めの側に傾いているからだと思います。
日本では、諦めがいいことを美徳とする教育を受けてきた人も多いのではないでしょうか。
- 少しセールスして、諦めてしまう
- 少し売れなかっただけで、諦めてしまう
- 少しうまくいかなかっただけで、起業をやめてしまう
私たちは、この「諦め」という固定観念と戦いながら指導しているような気がしてなりません。

「遅い」も「無理」も、ただの固定観念です。
経験があるからこそ、見えなくなるもの

身近な例で言えば、エスカレーターの立ち位置もそうです。
関西と関東で逆なのに、「こっちが当たり前だろう」と言う人がいますよね。それは、あなたの当たり前であって、みんなの当たり前ではありません。
そして時に、経験があるからこそ、固定観念が邪魔をすることがあります。
経験の長い人ほど「この点差は絶望的だ」と感じる場面でも、素人は「関係ない、抜けばいい」とシンプルに考えられたりするんです。
おわりに ── 自分は間違っているかもしれない

常に「自分は間違っているかもしれない」「違う可能性があるかもしれない」と考えて、自分の固定観念を破っていく努力をしていきましょう。
繊細な人は、まわりに合わせようとするぶん、「普通はこうするもの」に縛られやすいかもしれません。
でも、その「普通」を疑えたとき、あなたにしかできないやり方が見えてきます。

あなたの当たり前は、社会の当たり前ではありません。
それではまた、次回のコラムで。
※本コラムは、YouTubeで公開された動画「114.起業家のクレド10」の内容を、読み物として再編集したものです。






