「起業家のクレド」シリーズ、今回は第7回です。
「やり方が分からないから、できません」「経験がないから、できません」。
もしそう思っているなら、それは「私は成功しません」と言っているのと同じです。
- 「できない、分からない、だから、やる」が根性論ではない理由
- 大人は、知識より実践で学ぶほうが早いという研究
- 完璧に準備する前に、先に「機会」をつくる方法
できない、わからない
だから、やる!
これは、根性論ではない

「体育会系か」と言われそうですが、気合いで乗り切れと言いたいわけではありません。
私は製薬会社の営業や薬剤師をしていたので、意外と理系です。論理が通っていないものや、エビデンスのないものは嫌いなんです。再現性も大事にしています。
そのうえで、科学的にも歴史的にも根拠があるから、「できない、分からない、だから、やる」とお伝えしています。
大人は、実践で壁にぶつかりながら学ぶ

組織行動学者のデイビッド・コルブが提唱した「経験学習モデル」という考え方があります。
子どもの頃と違って、大人になってから学ぶなら、知識を詰め込むより、実践で壁にぶつかりながら学ぶほうが、効果的で、早く成果につながるというものです。

やってみて、初めて分かることがあるんです。
👉 学んでいるのに成果が出ない理由。成果が出る人の7ステップ【起業家のマナー③】
「やってもみもせんで、何がわかる」
日本では、本田技研工業の創業者、本田宗一郎さんがいます。
エンジニアが「まだデータが足りないので分かりません」と言ったとき、本田さんは「やってもみもせんで、何がわかる」と返したそうです。
世界一と言われたホンダのエンジンは、綿密なデータや研究を積み上げてからできたものではありません。できないところから、とにかく手を動かした結果生まれたものなんです。
セミナーをやるなら、まず1回やってみる

起業でも、うまくいく人は、まずやってみます。やってみると、何ができていないかが分かる。フィードバックが得られるからです。
たとえば、フロントセミナーをやると決めたとします。
やり方の動画を見たり、構成を考えたり、台本をつくったり。準備したくなる気持ちは分かります。でも、やると決めたなら、まず1回やればいいんです。
- やってみたら、そもそも何を話せばいいか分からなかった
- 話せたけれど、参加者が退屈そうだった
こうしたフィードバックから、「ここが分かっていなかった」「ここがいちばんできていなかった」と気づけます。そこから修正していけばいいんです。
完璧な資料より、先にアポイント
プレゼンやセールスも同じです。
完璧な資料ができてからアポイントを取るのではありません。アポイントを先に取るんです。
アポイントが入ってしまえば、つくるしかない。練習するしかない。
そうやって、先に機会をつくってしまうほうが、よっぽどうまくいきます。

機会を先につくれば、準備はあとからついてきます。
おわりに ── できないことを、できるようにする

できないことを、できるようにしていくのが「成長」です。そして、成長の先に成功があります。
- 成功したいなら、成長しないといけない。
- 成長するには、できないことをできるようにしないといけない。
- だから、できない、分からない、だからやるんです。
とてもシンプルな順番です。
繊細な人ほど、「ちゃんと分かってからやりたい」と思うかもしれません。でも、分かるのはやったあとです。
小さく一度やってみることが、いちばんの近道になります。

できないこと、分からないこと、どんどんやっていきましょう。
それではまた、次回のコラムで。
※本コラムは、YouTubeで公開された動画「111.起業家のクレド7」の内容を、読み物として再編集したものです。






